ある程度の自己資金

家賃並みの負担で一戸建てが買える「家賃並みのローンで一戸建てが」などという売り口上が書かれたチラシなどを最近よく目にします。いま払っている家賃並みの負担で2戸建てが手に入るのなら買ってしまったほうがトク、そう考える人は少なくないでしょう。実際、チラシにあるように、物件によっては家賃並みの負担で、一戸建てが買えるようになってきているのです。そこで、持ち家と賃貸住宅において、年収に占める住居費支出を比較すると、1昔前までは持ち家派のほうが負担が大きく、賃貸派の負担との間には1定の差がありました。それが、ここ数年急速に縮まって、両者の間にはほぼ差がなくなっていることが建設省の調査などからわかっています。つまり、公的なデータから見ても、家賃並みの負担で闘えることが裏付けられているのです。それでは、実際にどれくらいの家賃を払っている人が、どれくらいの家を買うことができるのか、試算してみましょう。たとえば、現在、家賃10万円の賃貸に住んでいる人なら、金利3%で2370万円のローンを組んでいる人と同じ負担になります。この人が仮に630万円の自己費金を持っていれば、3000万円の建売住宅が手に入る計算になります。大都市圏の便利な場所では、物件を見つけるのはむずかしいかもしれませんが、地方なら立派な建売住宅を見つけることができる価格です。さらに家賃15万円の人ですと、計算上は3550万円のローンを持っているのと同じになります。ある程度の自己資金があれば、家貫並みの負担で本当に大都市圏でも十分希望の物件を見つけることができるのです。

住宅着工統計

住み心地の良さは持ち家に軍配賃貸と持ち家を比較するとき、住居費負担とともに注目しておく必要があるのが、住宅の性能の問題。峨近は箇貸住宅も以前より快適になっていますが、それでも分誠住宅との間にはかなりの差があるのも事実。なぜ擬貸住宅の場合、建物にあまりお金をかけないのかといいますと、オーナーの利回りが低下するからです。すなわち、1定期間で回収して利益を上げるには、住宅の性能には多少目をつぶらなければならないという面があります。また、単身者や夫婦だけの世帯向けの賃貸物件は豊富でも、いわゆるファミリー世帯向けの賃貸物件はさほど多くはなく、一戸建ての賃貸住宅は建築後かなり年数が経過したものか、海外転勤によって空きの出た期間限定の物件が多いのが現状です。しかも賃岱だけに勝手に手直しするわけにもいかないので、住み心地の悪さは覚悟しなければ仕方がない状況でもあります。建設省の「住宅着工統計」で見ても、持ち家と貸家の住宅床面硫の違いは大きなものがあります。自分で家を建てる人の平均床面積が139㎡にも達しているのに対して、貸家は50㎡を若干超えているにすぎません。それも近年は貸家の面積が縮小する傾向にあるほどです。住宅の性能面でも、住宅金融公庫の洲査によると大きな違いが見られます。左下の表は、マンションの例ですが、住宅や収納の広さから、各種の設伽、さらに上下階の床スラブ厚まで明らかな違いが見てとれます一戸建てもこれと同じような傾向にあると見て間違いないでしょう。オーナーの利益優先という考え方から、賃貸住宅は、どうしても住宅性能面では劣るようです。